淀川水系最大の鵜殿ヨシ原(甲子園球場の約18倍)のヨシは、生物の多様性、二酸化炭素の削減、淀川の水質浄化に役立っております。また、雅楽の篳篥のリードとして最適であり、宮内庁にも献上されています。かつては葦簀や簾等の地場産業が盛んで、地元の方々によって刈り取られ守られて来ましたが、近年では海外の安価な輸入品に押され、地場産業の衰退によって、ヨシの生育にも影響が出て参りました。

この度、株式会社アトリエMayが合同会社竹繊維研究所に依頼し、鵜殿ヨシ原のヨシを活用した天然繊維(ヨシ30%と綿70%の混紡糸)ヨシ糸が誕生致しました。ヨシ繊維には抗菌性があり、消臭効果が高いことが特長です。

「ヨシ糸」と「reed yarn」については、現在商標登録出願中です。


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2021年2月22日に発表したプレスリリースのデータです。
ヨシ糸プレスリリース.pdf
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ヨシを水に漬け粉砕し、繊維を取り出し綿と合わせて混紡糸にします。この技術は合同会社竹繊維研究所の特許技術から派生したものです。2021年5月に大阪府交野市にて工場をスタートします。

多年草のヨシを刈り取ることは、淀川の河川環境を守ることにつながります。2021年2月6日に行われたヨシ刈りは、地元の農家さんや大学生たちと供に行いました。

刈り取ったヨシを使うことでヨシ原の経済価値を再び取り戻し、商業で環境を守る仕組みを作ります。


藤井 透(合同会社竹繊維研究所・同志社大学名誉教授先端複合材料研究センター嘱託研究員 工学博士)

佐川 永徳(合同会社竹繊維研究所)

塩田 真由美(株式会社アトリエMay代表取締役)

 

2021年1月27日付で、合同会社竹繊維研究所と株式会社アトリエMayで「ヨシ微細繊維を使った紡績糸および他の天然繊維との混紡糸の製造販売ライセンス契約書」を締結しました。